田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

おけそく

明日は亡き父の13回忌の法要です

父の命日が近づくと

あのとき病室で 

こんなに暑い日なのに 手足の先が冷たいんだよ 

いやんなっちゃうなぁ

と 死を予感していたであろう 父の顔を思い出します

それから程なくして あちらに移住してしまいました



おけそくとは 仏様にお供えするお餅のことをいいます

一升の餅を30個に分けて丸めます

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ちなみに四十九日の法要のときは49個に分けて丸めます

49個って・・・メチャ分けづらい・・・

舅が亡くなって 四十九日を迎えるときに 

50個に分けて丸めて 最後の餅をみんなで取り合いをして食べるんだよ

と 夫の叔母が教えてくれました

へぇ~ と

真面目に言うとおりにしました

30個は分けやすくて良いな

その叔母も あちらに移住して ずいぶんたちます


生きている人には

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餡を入れて丸めました

喜んでもらえるかな

母が入院中から気にかけていた法要です

これが終わると 一つ心の荷物が下ろせるでしょう


母の近所の人から 私に電話がありました

母が親しくしてもらっている人の娘さんです

今度新しい施設ができるのよ 

秋になったらウチの親を入れてもらうように頼んであるの

お宅のお母さんも一緒にどうかしら?

条件は悪くないと思うのよ

一人でおいとくのは心配でしょ

・・・と 本当に親身になって心配してくれての電話でした

周りにこんなに心配してもらって 幸せなことです

ひとまず本人に話しましょう と思って 昨日は実家へ行ってきました

その前に友人のところへちょっと寄って そんな話をしたら

ぼけるわよ 何もすることもなくなって心配もなくなるし

そんな話を聞いたら

私の気持ちも決まりました

こういう話は 

話のの持って行き方一つで 母の気持ちも揺れるでしょう

まだそういう段階ではないよね

と 改めて確認をして帰ってきました

明日の法要のことは

私に相談もされましたが

結局のところは 母が決めました

招く人は 私に相談されたときから

いつの間にか一人増えていました

知らないよ

私は聞いてないよ

親戚のあの人を招いて

この人には声をかけず

知~らない 私が決めたんじゃないからね

でもさ いいよね

もう好きにしていいよ母さん

これからどうやって暮らすとか

法事に誰を呼んで誰を呼ばないとか

もう好きにして いいんじゃないかな

私はできる限り応援するからさ

移住するまで 後悔のないように生きてくださいね