田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

優しくないね みー

今朝6時半頃 朝ご飯を食べていたみー
半分くらい食べたところで電話が鳴った
出ると 知り合いの80歳くらいのおばあちゃん 
(アラ珍しい なんの用かしら?)

「あのー変な事を聞きますが みーさんの家の方で 何年か前 ミンクが出た
なんて言う話はありませんでしたか?」(まあここいらは山だからなんだって
出るでしょうね~ でも みーは知らんぞ )
「いやー私は知らないけど ちょっと待ってね」と旦那に訊いてみる
「おお そんなこともあったんでないか」…
と言ってますよ とおばあちゃんに報告

それからおばあちゃんの話は延々ミンクの話になりました
どうやら家の中にミンクが住み着いてしまったらしいのです

あ その前にネズミの話もありました
ネズミが入ってきて粘着シートでは捕まらなくて隣のおっちゃんにネズミ捕りのカゴを貸して貰ったらそれは次の朝にかかってカゴを返したら今度はミンクが入ってきたという 
ミンクは粘着シートで捕まえるには大きすぎるので もし捕まったとしても そこいら中引きずり回してべたべたにされては大変だし… またおっちゃんにカゴを借りに行こうか…

そこでみーは余計な口を挟む「それって ホントにミンクなの?」

それから その特徴をまた延々と 
逃げ回る様子を事細かに話すおばあちゃん

長椅子の上に布のカバーを掛けてあって 
その下をモゾモゾと這うように移動するのを見たらしい 
「チラッと見た顔が可愛いのよ」(そのまま飼っておけば?)
「そうこうしているうちに火曜日くらいから姿が見えなくなって」
(何?寂しいのかい?)
「それがまた夕べはガサゴソと動いていて」
(それって一昨年亡くなった旦那さんじゃないのかい?)

何故その生き物がミンクだとわかったか?
「私ね 一つだけ ミンクの襟巻きを持っているのよ(それを言いたかったんかい?)それは灰色だけどね 今 家でチョロチョロしているのは真っ黒でね毛づやも良くてね」(あ?喜んでる?)

そのあたりでみーはちょっとキレました
「それで 何の用なの?」みたいなことを言ったんだと思います
旦那がギョッとしたような顔をしてこちらを見ました

そして助け船「市役所に相談したら罠を仕掛けてくれるはずだぞ」…と
「市役所に相談するといいみたいですよ」
「市役所のどこに行けばいいのかね~?」
旦那はそれが聞こえたかのように「支所に行って訊いたらわかるよ」
…と

あぁ みーは大人げないねー 
食べかけの味噌汁とご飯がだんだん冷めていく様子を見ながら 
そちらが気になって
困っているおばあちゃんの気持ちに寄り添ってあげることが出来なかったねー
別の意味で 今朝のご飯はまずかったね~

今夜にでも どうしました~? と電話でもしてみましょうか