田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

終わらない買い物

私の家から一番近いお店は4kmほど離れたところにあるAコープ店です
 
そこは毎週火曜日に卵が安いんです
 
だから火曜日には必ず行くんです
 
そのお店では自力で買い物に来られないお客さんを送迎するサービスをしています
 
火曜日は送迎の希望が多く 午後はそんなお客さんで賑わっています
 
私は いつもはその時間帯をはずして行くのですが
 
今日はうっかりして 賑わいのさなかに行ってしまいました
 
東さんのお婆ちゃんと西さんのお婆ちゃんと南さんのお婆ちゃんが
 
送迎サービスを使って買い物に来ていました
 
二人はすでに買い物が終わったようで
 
南さんのお婆ちゃんの精算が終わるのをを待っていました
 
3人は同じ方向から来ているので 
 
全員の買い物が終わらないと帰りの車は出ません
 
南さんのお婆ちゃんは カゴに山盛り一杯買って 支払いの時
 
「こまかくしてちょうだい」と1万円札と五千円札を一枚ずつ渡しました
 
ふ~ん両替ね・・・と思って見ていると
 
合計1万3千・・・円です・・・とレジのお姉さん
 
こまかくするもなにも・・・ただのお釣りだわ・・・
 
と ボーッと自分の番が来るのを待っていた私
 
そこへ 先に買い物が終わった東さんのお婆ちゃんが
 
あれ? わし スタンプカードにハンコ押してもらったっけか? いんや 押してもらっ
 
てないな?な?な? どうだった?押してないべ?
 
押したと思いますけどカード見たらわかりますから カード見せてもらえますか?
 
アレ?アレ?どこさ しまったべ? あれ?おかしいな
 
と バッグの中身をレジの台の上に出し始めます
 
私はここで 用もないのにもう一度店の中をウロウロすることにしました
 
そして ひとまわりして再びレジに戻ると
 
今度は買い物が終わったはずの東さんのお婆ちゃんがレジの前に立っています
 
「あのよ~ やっぱり甘酒な 
 
アレもう一箱もらうかな・・・荷物運んでもらえっからなぁ~  
 
あ~それと・・・忘れるところだった  アイスな ってる間に溶けたらいかんと思って
 
冷凍に入れたまんまだったで それもらってくわ」
 
アイスはお会計まだですね 
 
あ~そうだったそうだった いやいやいや~うっかりしてた~
 
とそこへ じっと待っていた西さんのお婆ちゃんが
 
ワシもアイス買ってくべ・・・ とまたまた買い物に参戦
 
そこで南さんのお婆ちゃんが 
 
牛乳忘れとった!・・・と
 
トリオ漫才のようです
 
ホントは3人の精算が終わってから私の精算をしてもらおうと思っていましたが
 
その順番がいつ来るのか不安になったので 
 
南さんのお婆ちゃんが牛乳を取りに行ってる間にササッとレジを通ってきました
 
店を出ようとする私の後ろで
 
やっぱり甘酒じゃなくてよ~・・・ という声が聞こえていた
 
お婆ちゃんたち・・・もう買い物終わったかな?
 
 
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今夜は 久しぶりのとーさんの蕎麦♪
 
私もあのお婆ちゃんたちのように
 
朗らかに長く生きられたらいいなぁ
 
蕎麦のように 長く 長く