田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

あっけらかんと

先日 一人暮らしの 実家の母の77歳のお祝いをしました

母は若い頃 ご飯をカッパカッパと三膳くらい食べ 

男並みに働いてきた人です

公職に忙しい父の影となって 

正月も盆も 朝も夜も いつも牛舎にいました

子供の頃 母は出かけるのが嫌いな人なんだと思っていました

それが今は

老人クラブ 憩いの家 百寿大学 お寺の集まり 農協女性部…と

忙しい忙しい と いつも家にいません

父を送ったあとは 近所に住む 父の飲み友達だったお爺さんが

いつも母を気にかけてくれて 助け合って暮らしています

たまに私達が実家に行くと 夕方必ず電話が鳴ります

お爺さんからの「生きてるかコール」

私達が居ると 話は短く終わりますが 

母一人のときは あーじゃこーじゃと喋っているようです

だから 離れて暮らしていても 不肖の娘 安心しております

今の母は傍で見ていて 幸せだなぁ 良かったなぁ と思います

ところが先日のお祝いの席で 

先月受けた検診で腫瘍が見つかったの とあっけらかんと言った

だいじょーぶよ~自覚症状もないしね まだまだ初期の段階だと思うよ

と…

うーん この世に生を受けた以上 いつか 人生は閉じなければいけない

それがどういう形で訪れるのか…

もう一人の母は 大腸ガンの手術をして5年…とても元気だ

みーも悪性腫瘍と言われ 手術を受けてもう10年を超えた

母もまだまだ大丈夫な気がする…

今年もトマトを100本植えて ジュースを作り 

アチコチに配ることを楽しみにしている母

母のことだ あっけらかんと 乗り越えてくれることでしょう