田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

収穫

冷たい雨が降って
 
雪虫も飛んで
 
木の葉もサヤサヤと散っていく
 
もう終わりかな と思いながら片付けられずにいると
 
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まだこんなに収穫があった
 
茄子もピーマンも虫喰いが多いが 
 
虫もあとわずかな命
 
最後の野菜を虫と分け合って食べる
 
落花生を植えた
 
去年千葉へ行ったとーさんが生の落花生を買ってきた
 
春にそれをを一晩水に浸けて ハウスで苗立てをした
 
水に浸けたのはとーさん
 
それを蒔いたのは私
 
20粒くらい蒔いたが さっぱり芽が出てこない
 
そのうちとーさんが土をほじくってみて
 
深く植え過ぎだ  おまえの蒔き方が悪い と言う
 
違うよ まだ寒いのに時期が早かったんだよ と私がいう
 
せっかく蒔いてやったのにそんな言われ方して ばかくさい やらなきゃよかった
 
と言ったら
 
俺が蒔こうと思ったのに勝手に蒔いた
 
と 落花生の種がケンカの種になった
 
それから 暖かい日もあって 7つほどが芽を出して
 
ホッと胸をなで下ろす
 
ハウスに植えて 大事に育て・・・もせず・・・放任栽培で
 
収穫してみたら
 
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思いのほか実をつけていた
 
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塩ゆでして食べた
 
濃厚で美味しかった
 
来年は大事に育てよう と誓う  今だけは