田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

指導

田んぼおこしが終わって

昨年秋に解放した 田の水の出口(水口と言います)を止めて歩きます

昨日も畦をよく歩きました

30箇所くらいの水口を止めて歩いて 午前の部を終了

その田んぼに今日は息子が水を入れて歩きます

昔の水口つくりは 

土を盛って肥料袋で押さえて 水が漏れないようにする

手間がかかりました

今はコンクリートの枠にある溝に板を入れていくだけで

少し土で押さえるという作業はありますが ずいぶん楽になりました

その板が近年 木の板からプラスチックに変わりました

3枚のプラスチックの板で1セットです

1枚目の板を固定して2枚目の板を そこに組み合わせて

2枚目の板を上下にスライドさせて水の深さを調整します

2枚の板は重ねてコンクリートの溝にはめ込みます

3枚目の板は深水にするときだけ使います

私は理屈はわかっているつもりでした

しかし 昨日のスタートの田んぼで 

2枚の板を重ねると コンクリートの溝を通らないのです

それで

一枚ずつ上から落とし込んで おきました

まあこれで水も止まるし いいんでない?

としばらくそのやり方でやっていました

しかし 途中で気付きました

10箇所目くらいからは ちゃんと先に2枚重ねてから入れました

しかし どう考えても2枚目の板 上げてもストンと落ちるのです

どうしてこれで水深の調整ができるのか???

帰ってから とーさんに理屈を聞きました

土でしっかり押さえると 落ちないらしい

多分その方法は去年も  聞いてるはずなのに

まったくヌケサクな頭には残っていなかったのです

自分で疑問に思ってからじゃないと 納得できないんだな~


さて昨日 私が水口を止めた田んぼに

今日 息子が水を入れに行きました

私は別の区域の水口を止めに行きます

昨日の私の止めた場所 途中までまちがえた止め方してるから

見直してね

と言いました

1時間ほどして 現場の息子から電話がありました

おかあさん 途中から正しいと思って入れたやり方も間違ってるよ

今日は気をつけて!

と指導されました

あらら

学校の勉強はサッパリだったのに

この複雑な理屈をちゃんと分かってるんだ・・・

その時は私はまだ用水の掃除をしていたので 

幸い水口には手をつけていませんでした

それから水口に向かうとそこの水口はまたちょっと違っていて

プラスチックの板3枚の他に コンクリート製の板が一枚ありました

ハハ~ンこのコンクリートの板は 

水口から余分な泥が流れないための防波堤のようなものだな

と 理解した私

プラスチックの板をはめ込んだ手前に 

コンクリートの板を立てて土で押さえました

さて この場合 畦ぎわのプラスチックの板は

土で押さえるのでしょうか?

それとも 土はなくても良いのでしょうか?

ここはまた息子にやり直しをさせるわけにはいかないので

とーさんに電話で聞きました

コンクリートの板?

それは

それは 蓋だ!

ちゃんちゃん