田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

教訓

加川良の歌もいいけどね~

歌の話ではありません

先日の寒い日のことでした

その日はとても寒かったんです


だからハウスもあけずに

中のトンネルのポリも かけたままにして

私はワクワクしていました


雨が降っていました


一日中雨の予報でした

(正確には違っていたかもしれません 勝手にそう思っていました)

雨降りはお出かけ日和


松本から ババちゃんが旭川に帰ってきているのです

半年ぶりに会うババちゃんをのせて

1ヶ月ご無沙汰の実家の母の顔を見に行きましょう

その日はとーさんも息子もトラクターには乗らず

納屋のところで片付けものなどしておりました

ハウスのお守りお願いね と頼んで

ルンルンと出かけました

私の野菜のハウスでは 小さな苗が

トンネルのポリの中でぬくぬくとしていました

ぬくぬくといっても

外の気温が 8時も9時もたいして変わらず 5℃くらいでした

陽が射さなければ トンネルの中だって たいして変わらない気温です

こんな寒い日に ポリをめくるなんて可哀想なことはできません

私は西へ向かいます

天気は西から変わります

陽が射してきたときには

とーさんに電話して ポリをめくってもらおうと思っていました

ずっと雨の中 予定どおり実家へ出かけ

ババちゃんと母の元気な顔をみて

一緒にご飯を食べて たくさん喋って

外のどんよりした空を眺めながら

和やかに過ごしました

夕方帰宅して 

いつもなら すぐハウスを覗くのに

出かける予定があったので そのまま慌ただしく出かけました

事件が発覚したのは 夜8時過ぎに帰ってきてからです

とーさんが

いや~今日は忙しかった ハウスあけながらトンネルめくって・・・

え?初耳!

野菜のハウスは?

あけたよ と息子

そう ありがとうね~ トンネルは?

あ~ それは さわらんかった

ああ・・・

時すでに遅し

完璧に遅し

懐中電灯の明かりの下でも

苗たちの 悲しい姿が一目瞭然



黄色いクリサンセマム

ハウスに定植したピーマン5本

すでに小さな実をつけていたトマト5本も

暑さにやられて

全滅でございました

合掌


教訓

植物は 寒さより 暑さに弱い

出かけるときは ポリはめくろう

遊びに行くとて遠慮はせずに しっかり管理を頼むこと

注意一秒 丹誠込めた苗がパー

後悔は先には立たず 役立たず

痛定思痛

覆水不返

破鏡不照

最近四字熟語にはまっています