田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

動物園へ行こう 旭川新聞 並木道 平成31年2月19日

動物園へ行こう
 
冬になるとどうしても運動不足になる。

家の周囲の散歩では毎度同じ景色に飽きてしまう。

そうだ、動物園へ行こう。

あそこは広い、園内を歩くだけでも良い運動になるはず。

地元なのに、地元だからか、もう10年以上も行ったことがなかった。

誕生日、自分へのプレゼントに旭山動物園の年間パスポートを買った。 

子供達と親子遠足で行った昔は動物園というより遊園地だった。

今は遊具も取り払われ、

動物たちが悠々と過ごす真の動物園になった。 
 
帽子からズボンまで防寒着をまとい、

カメラも寒さから保護して持ち、リュックを背負えば準備万端。 

正門から入って東門まで歩く。

それを二往復するのが目標。

冬の開園は10時半、入るとまずペンギンの散歩のコースに陣取る。

何度か行くうちに良いシーンが撮れる場所を発見。

ペンギンの散歩は冬の動物園の華だ。

ヨチヨチと歩く足元にも表情がある。
 
アザラシ館に同居するカモメは今日も元気だろうか。

ヒグマがここにいる理由をボードから教えられ考える。

あっちで止まりこっちで引っかかる。

カレーの匂い、お汁粉の看板、パン屋さんの前を素通りするのは

勇気がいる。

運動のために通っているはず、だったが・・・。