田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

母の日が近い

このアジサイ

母の日のプレゼントではない

野菜の種を買いに行った園芸店で一目惚れして

自分で買った

地植えしても越冬できないと言われれば諦めるつもりだった

植えても次に咲くときには色が変わる

と言われたら諦めるつもりだった

店の人に 買わない理由付けになるような質問を色々したけど

大丈夫 大丈夫 と言われて断る理由もなくなってしまった

 

母の日が近くなると これ見よがしにうっとりするような鉢花が店先に並ぶ

うっとりするような鉢花を子供たちが買ってくれることを期待してはいけない

子供には生活がある

子供たちは花を見ずに値札を見る

だから ほしいものは自分で買うのだ

贅沢だとはわかっている

これだってイオンの花屋に並べば ちょっとおしゃれなラッピングをして3000円くらいは言うだろう

いいじゃないか園芸店で2000円だ

とーさんの焼酎より安いじゃないか

そうだそうだ!

とーさんに焼酎を買うたび 自分に花を買ってもいいんだなあ

 

ばばちゃんは 母の日が近づくと外出もせずにじっと家で宅配便が届くのを待っている

私はそんな母親にはなりたくない