田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

ホントに息子さん?

先日行ったJAの支所の金融窓口での出来事です

そこはよく行くところで 職員もお客さんも皆顔なじみです

先客がいました 沢田(仮名)のばあちゃん

沢田のばあちゃん窓口で 電話で喋りながら 定期を解約するところでした

職員が言います「それでは 解約したうちの35万を現金で…残りを沢田さん

普通預金口座に入れますね」と言いました

普通は 他のお客さんに聞こえないように ヒソヒソ声で喋るのでしょうが

相手は沢田のばあちゃんです ヒソヒソ声では聞こえません

狭い事務所 みーにも丸聞こえ…

その時点では 沢田のばあちゃんが定期を解約して 

35万の現金を持ち帰る という内容のやりとりでした

沢田のばあちゃん そこで一旦受話器を置き 電話を切りました

ところがまたすぐ窓口の電話が鳴り 

窓口の職員が「沢田さん また息子さんから電話ですよ」と言います

沢田のばあちゃん「ん?口座番号? 口座に入れるんか? ん わかった~」

と話しています みーは黙っていられなくなりました

「 ホントに息子かい? オレオレって言ってないだろーね~」

と冗談っぽくツッコミを入れてみました

沢田のばあちゃん笑いながら

「おいおい オレオレでないかって言われとるよ」と

電話の相手に喋っています 窓口の職員も笑っています

みんな笑ってる ホントに息子さんなんだ…と自分を納得させたみー

でも でも みーの中にはモヤモヤが残っています

沢田のばあちゃんの手から受話器を取って

「合い言葉 言ってみろ!」とか 「ばあちゃんの身長何センチだ?」

とか聞いてみたかった まあ 合い言葉は知らないけど 

沢田のばあちゃんは 背が高いので… 

何か息子である証拠を突き止めたかった

そんなこと言ってみても 

みーは 職員でもない 何の権限もない ただの通りすがりの 顔見知り

それ以上 何も言えなくて 自分の用事を済ませて帰ってきた

あ~モヤモヤする~