田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

普通じゃない営業マン

普通の営業マンは
 
ピンポ~ン ご主人いますか~? と言います
 
ご主人がいなければ ハイさようなら です
 
ところが普通じゃない営業マンは
 
(客が農家の場合)
 
こんにちは~ どうですか?お仕事順調ですか? 作物元気に育ってますか?
 
などと奥様に聞きます それから ところで今日はご主人は? と聞きます
 
そこでご主人がいないときには さらに奥様と世間話を続けます
 
世間話は大事です どうでもよい話をしながら 奥様の言葉の端々から
 
何が足りないのか 何に困っているのか
 
その家の状況を それとなく探るのです
 
奥様の心をつかんだ営業マンは あとは楽です
 
ピンポーンと来て ご主人が在宅のときには どうぞ~ 
 
と家に入れてもらえるでしょ あらかじめ奥様と世間話をしていた営業マンは
 
ご主人とも話の糸口が出来て 会話も弾みます
 
奥様には 直接 決定権はありませんが 
 
ご主人をその気にさせることは得意なはずです
 
将を射んと欲すれば・・・ですよ
 
かつて みーと延々と世間話をして帰る営業さんが居ました
 
今 出世されました
 
 
ある農機具メーカーの営業さんは 単刀直入に聞いてきました
 
「何か欲しい物ありませんかぁ~?」
 
みーは答えました
 
「息子に嫁を・・・」
 
営業マンは答えます 
 
「あいにく当社では ナマ物は 扱っておりません」
 
これくらいの言葉のキャッチボールは楽しみたいものです
 
せっかく訪ねてこられるのですから 少しは会話していって下さい
 
まあ状況によりけりですけど…忙しいときにはすぐ帰って下さい(爆)