田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

盛り上がる会話

冬になると 週に2回 会館で年寄りの集まりがある。

私は鍵を開ける係なので

なるべく休まないようにして行っている。

こういう集まりではたいていどんな集まりにも

ボスのような存在がいて その人の気分を害すると居づらくなるものだ。

おばちゃんは噂話が好きだ。

うちらのボスも同じだ。

人の悪い噂はもっと好きだ。

大好物と言ってもいい。

私は悪口は言いたくない。

いずれ本人の耳に入ると思うから、なるべく悪口の話には乗っからないようにしている。が

ずっと黙っても居られない。

そこで去年は、自分の夫の悪口を大袈裟に言いまくった。

するとあるとき 

いくら自分の旦那でも悪口ばっかり言ってるのも見苦しい。と

言う人が居て、今年は方向を変えてみた。

自分の失敗談を言うことにしたら誰も傷つかないと思い、

私が寝坊したときにはとーさんが味噌汁を作り 卵を焼いて一人で食べている。

と話をした。

本当は、そんなことは年に一度か二度くらいだ。

しかし その話をしてから、おばちゃん方のあいだでとーさんの株は確実に上がった。

家に帰ってから みーさんの旦那さんはこうなんですって❗

と言ってるらしい。

もう80過ぎの爺さんに言ってもそれは無理だわねえ。

ところが最近は微妙に会館での空気が変わって そもそも旦那より遅くまで寝てるなんて考えられない! という話に発展してきて、今日なんかは 目覚ましかけて寝ないの?

と矛先が完全に私に向かった。

そうか どうにかして悪者を仕立て上げなければ気が済まないのかなあ?

いいよいいよ ダメ妻でいいよ

それで皆さんが盛り上がってくれるならそれでいいのよ。

どんどんダメ妻ぶりを発表しようっと。