田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

苦肉の策の漬け物が意外にも好評だった

舅が亡くなってから何年も大根は作らなかった
ペーパンには「ペーパン大根」とブランド化された大根を作る人がたくさんいて
いつも買ったり貰ったりして食べていた
それが近年高齢化が進み 一軒また一軒と大根農家が減った
私も副業を辞めたので畑に手をかけられるようになり
何十年ぶりかで秋大根を作った
自分で手をかけた野菜ってどうしてこんなに愛しいのだろう
秋 稲刈りが終わって 寒くなって収穫した大根は
全てが立派な大根ではない
むしろ中根、小根が多い 
2年続けて農家じゃない一本松家に負けた感がある
そんな小根をそのまま見捨てることが出来ずに干してみた
10月の末になって干したので外ではあまり干せず
途中で家に入れた
大根は葉をつけたまま洗って何本かづつワラで縛って物干しにかけた
これは11月17日の写真
干せすぎたくらい干せている
カチカチに固いものもある
干せすぎて葉がちぎれて落ちたものも多数
ここまで干さなくてもいいのだけど
無駄に日にちが過ぎてしまった結果です
それが案外美味しい漬け物になったのです
 
一斗用の漬け物袋に干し大根を入れて
煮立てた調味液を熱いまま上からかけて 
大根が調味液から顔を出さないように口をゴムで縛って放置
重石はしませんでした
 
調味液の分量は
大根1キロに対し 黄ザラ500g 醤油2カップ 酢2カップ
 昆布10センチ 赤唐辛子2~3本 
 
酢は千鳥酢を使いました ツンとこなくて美味しい酢です
 
味が沁みてから 容器に入れました
 
来年の秋 おぼえていたら作ってみてください
これは超簡単です
干し大根を適当に切ってから漬けると早く食べられます
私は縦半分に切って漬けました
 
追記
 
今 思いつきました
来年まで待たなくても これ切り干し大根で出来ます
どこのスーパーだったか 太めの切り干し大根が売っていました
十勝で作られたものでした
切り干し大根 水で戻さずに容器に入れて 調味液(十分の一くらいで)沸かしてかけておくといいと思います きっと美味しいと思います
千鳥酢でない普通の酢なら少し酢を少なめにした方がいいような気がします