田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

稲刈り4日目 今生の別れに行く

今年3月 静岡旅行へ出かけたとき

今は姉の住む松本に同居しているババちゃんとも現地で合流して

ともにルーツをたずねる旅をした

ババちゃんは そのまま 私たちと一緒に旭川へ来て

妹夫婦が管理してくれている 自分の家で暮らした

ババちゃんが松本へ行って丸3年 

暖かくなると毎年旭川へ来て何ヶ月か過ごしていたが

今年はもう最後かもしれない と 

いつもより長く旭川ひとり暮らしを満喫した

来月の初めには松本に戻るというので

一目会ってお別れを言ってこようと

朝ドラより早く家を出た

とーさんが 今生の別れに行くのか? と冗談を言ったが

まさにそんな気持ちだ

ばばちゃんは 今年が最後かもしれない・・・と手みやげを持って

友達や親戚のところを巡り歩いた

ババちゃんは そうやって毎年 今生の別れをやっているので 

心残りなく死ねるだろう

ババちゃんの家で朝ドラを見たが 

ババちゃんが沈黙できる時間は10分だけ とわかった

ラストもう少し ってところで やいのやいのと喋りはじめる

それでも私の気持ちは満たされて 帰ってきた

帰ってきたら 稲刈りが始まっていた

が それも雨に阻まれ

それから

籾すりの後に再び出直して

なんとか午前中に気がかりだった一枚の田んぼを刈り終えた

また雨が降っている

今日はもうこのあとは 籾すり三昧だな