田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

平凡な幸せ

孫が来た

孫が

ばあちゃん トマトを取りに行こう

と言う

はいはい この日のためにいろんなトマトを植えてあるんだよ

孫はミニトマトが大好き

それよりもイチゴが好き

だからばあちゃんは四季成りイチゴを植えたんだよ

ちょうど今赤くなってるよ

トマトより前に イチゴのところへ誘ってみる

そんな小さいのいらないや

と憎らしいことを言う

だからばあちゃんも

あっそう じゃあ妹ちゃんにあげようかな~

と意地悪を言う

いやだ! ボク食べる!

家に戻ってイチゴとミニトマトを妹ちゃんと分け合って食べる

ボクね トラクターに乗りたいな~

それはじいちゃん担当

嬉しいくせに じいちゃんは 暑いから外へ行きたくないなんて 言って

結局 トラクターやらコンバインやら全部乗せて しばらく帰ってこない

それからまたばあちゃんとミニトマトを取りに行くという

前はちゃんと一人でオシッコが出来たのに

最近はよく間に合わずにお漏らしをする

ママにかまってほしいんだろう とじいちゃんが言う

ああそうか 今日はやけにばあちゃんにベタベタよってきたもんな

ちょっと寂しかったのか?

ばあちゃんちでご飯を食べてから帰るという

ママは ご飯の支度をしなければならないから帰るよ

と言うと

ご飯支度はパパがすればいい

と言う

なるほど それもそうだ 

いやいやそれはダメだ  

引き留めたいけど帰さねば

じゃあね ばあちゃんがおにぎり作ってあげるから 

それ食べたら帰るんだよ

うん わかった

先日作ったピザもパンもすぐに届けた

今日は娘に餃子も持たせた

こんなことをできることが 今の私の一番の幸せ