田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

突然 怒り出す 紳士

先日 空港でのこと

みーたちは 羽田行き10時発のN社の飛行機に乗る予定だった

同じ時刻に 羽田行きのA社の飛行機もあった

A社は 「羽田空港 濃霧のため 管制より待機の指示があり 

遅れが予想されます お急ぎのところ 申し訳ありません」

という内容のアナウンスが何度もあった

N社は一度もそういう案内がないまま 出発時刻が近づいてくる


もう一つの会社 9時半出発の 同じ羽田行きの便は 遅れながらも

搭乗手続きが始まった 

その会社の飛行機は 「羽田に降りられない場合 別の空港に降ります」

という条件付きで 定刻からは かなり遅れながらも飛んでいった


N社は 一度も案内の放送がないまま 出発時刻が近づいてくる

みーたちは「A社が飛べないならN社だって同じだよね~」と言いながらも

何もアナウンスがないので もしかしたら 

N社のパイロットは腕がよいので 飛ぶのかしら? と淡い期待を抱いていた


そのうち掲示板に 1時間遅れの案内が出た 

あ~仕方ないね~ という 場内の雰囲気 みんなじっと耐える

そして程なく 掲示板に2時間遅れの案内が…


すると一人の 紳士とおぼしき男性が 係の若い女性に詰め寄り

「どうなってるんだ!? 何故一度も放送がないんだ!? 何やってるんだ!?]

と怒鳴った 

女性は「申し訳ございません」と謝り すぐ放送をかけるよう 

電話で伝えていた

それからも ひたすら謝るお姉さんに 紳士はさらに怒る 

「すみませんですむか!?」


そこで みーは言ってやった 

「ちょいとオジサンよー あんたはいったい何を言いたいんだい!?

そのお姉ちゃんがいったい何をしたって言うんだい?

そうやって怒鳴ったら飛行機が飛ぶんかい!? だいたい 大人だったら 

今の状況が 判るでしょうよ! 羽田が濃霧で飛べないって 

何度もA社が放送してるじゃないの!

A社が飛べないのにN社だけ飛べるとでも思ってんの?

(みーも少し思ったけど)

あんた 身なりは最高だけど 中身は最低だね 見苦しいよ!」って強く   




心の中で…