田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

朝から・・・

毎朝 ポットの残り湯を捨てて 新しくお湯を沸かしてポットに入れる
この作業は毎朝のことで ほとんど無意識に進む
 
やかんをコンロにかけておいて 洗濯機を回したり 朝の味噌汁の準備をする
そうこうしているうちに とーさんが田んぼの見回りから帰ってくる
 
ご飯は炊きたて 味噌汁は出来たてを出す
納豆に 佃煮に 漬け物 夕べのおかずの残りをテーブルに並べて
色んなことが同時進行する
 
最近疲れていた 毎日毎日畑から石を拾い出す
背中も肩もバリバリに張っている
 
今日は休みだ 
社長が休みといったから今日は休みだ
 
久しぶりの休みだ 
やりたいことがたまっていた
何から手をつけようかか色々考えていた
 
ポットのお湯を捨てながら考えた
なんで今日はメガネが曇るのか?
最近暖かいからポットのお湯も冷めにくいのか?
手に飛んだしぶきがずいぶん熱い 
でも気にしない
習慣だから全部捨てる
全部お湯を捨ててから チラッと イヤな予感が脳裏をかすめる
 
コンロの上のやかん 
さっき お湯が沸いてコンロのスイッチを切った
確かに沸かしたのだ
 
されど 持ち上げたやかんは空っぽ
 
なぜ お湯が沸いてスイッチを切ったところまでは覚えているのに
そのお湯をポットに入れた記憶が欠落しているのだろう
何故 流しにお湯を捨てながら 
これは今日沸かしたお湯だ って気づかないのだろう
 
母のことを心配してる場合じゃないなこりゃ