年賀状が毎日届く
うら おもて印刷のみでも それなりに嬉しい
一言添え書きがあると かなり嬉しい
全部手書きだと ほほ~~ と感心する
今日 ほほ~~と感心する年賀状が届いた
電話番号も書いてある 携帯番号も書いてある
しかし・・・差出人に見覚えがない
誰?
誰この人??
う~~~ん
私の住所も名前も間違えない 間違いなく私に宛てたものだ
文面はごくありふれた謹賀新年 と 決まり文句
相手を特定する手がかりがない・・・
う~~~ん
そういえば 同級生にこんな名前の人がいた!
でも特に親しかったわけでもなく
卒業後も会ったことがない
数年前のクラス会の時にも彼女は来ていないし
年賀状をくれる理由がわからない
家族は「新手の詐欺かもしれない気をつけろ」などと言う
詐欺師は こんなに丁寧な手書きの年賀状は書かないでしょ 効率悪いし
気になる
気になる
同級生が新たな商売でも始めてカモを捜しているのか?
気になる
気になる
電話番号が書いてあるんだから 思い切って電話しよう
「もしもし~三浦百恵ですが桜田淳子さん?」(もちろん両方とも仮名だ ちなみに私が三浦)
「はい桜田ですが」(彼女は旧姓のまま 私は名字が変わっている)
「年賀状有り難うございました 失礼ですがあなた同級生の桜田淳子さん?」
「は?三浦さん? 三浦・・・三浦・・・ 百恵さん?? あ~ハイハイ出しました 年賀状ね!」
「どうもね でもどうして突然?」
「あ~三浦さん クラス会の幹事さんだったから 住所変わったのでお知らせしておこうと思って」
「あ~そういうことでしたか~ わざわざ有り難うね~」
「でも名簿には載せないでね~」
う~~ん・・・