田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

越冬野菜

       この前漬けたニシン漬けが もう樽の底が見えてきました
       大根とキャベツを調達に畑へ・・・
 
 
 
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              雪の小山がわかるでしょうか?
 
 
 
            雪を掘ると    キャベツです
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キャベツは寒さに強いので 地面に直接山に積んで 雪の降るのを待ちます
 
 
                  
 
 
 
                     大根です
 
 
 
 
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        大根は凍らないように 畑に穴を掘って 
        取り出しやすいように5~6本ずつ袋に入れて
        立てておいて廻りに土を寄せて 上に稻藁(いなわら)をかけておきます
 
 
          
 
 
 
           鍋物の出番も増えるので   白菜も出します
 
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       白菜も 畑に穴を掘って 立てて並べて 廻りに土を寄せて
       上に藁をかけます  
 
 
 
 
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               これで当分安心です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今はスーパーに行けば なんでも売っていますが
流通が今ほど発達しない昔から
雪国ではこうして家族の健康を支えてきました
 
私が子供の頃 実家では 父の弟妹もいて大家族でした
大きな部屋ほどもある ムロという野菜を貯蔵する場所が外に作られていました
木でやぐらを組んで カヤかヨシというような枯れ草で廻りを覆い
その中に芋や人参 大根 ゴボウ なんでも貯蔵してありました
廻りに雪が降って ちょうどよい断熱材(寒さから守ってくれる)になります
 
家も粗末で 茶の間以外は もの皆凍るようでした
そんな厳寒の地でも こんな生活の知恵のおかげで
食べ物に不自由はしませんでした
 
今は 家の中が暖かすぎて 野菜の貯蔵には不向きで
やはりこうして 外から掘り出してくるのです
雪が降って困ることも多いのですが
雪が降らなくても困るのです