通いの田んぼの水を
とーさんに言われて 止めに行った
その田んぼの道路をはさんで向かいの家には
おばさんがひとり暮らし
そのおばさんは とーさんの父上のお兄さんの奥さんの
その実家のお兄さんだか弟だかの奥さんなのです
わかったかい?(笑)
ほとんど他人のようですが
まるきりの他人よりは親しみを感じています
おばさんの庭はいつも花で溢れています
私が田んぼの水を止めて車に戻ろうとすると
牡丹の花が咲いてるんだよ 見ていかないかい?
と声がかかりました
牡丹といえばね 父上が亡くなったとき
まだ庭に何も花が咲いてなくて
唯一咲いていた牡丹の花を切って
親戚の叔母さんが枕元にお供えしてくれたんだわ
あれは6月の15日だった
そんな思い出を話したら おばさん
牡丹の花を一輪切ってくれました
あの時の牡丹は父上が大事にしていた淡い黄色の花だったな
今朝は雨模様で 少しゆっくりしています