田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

時は金なり光なり 

齢(よわい)重ねるごとに 時の過ぎるスピードに加速がつき

気がつけばもう年が新しくなってからこんなに日が過ぎている

いつも メチャメチャ忙しい年の暮れが嫌いだ

そして12月31日 時計が0時をまわって

寝て起きたら急に暇になるお正月はもっと嫌いだ

これは 一緒に住んでいた怖い厳しい祖母の

教えによる影響が未だに尾を引いているせいだ

実家では昔 元日は女を休ませる日 だったらしい

祖父は元日に朝風呂を湧かし、お雑煮の準備をした

と聞いている 

祖父は私が1歳のときに亡くなっているので

残念ながらその実態を私は知らない

さて父の代になっても その風習は受け継がれた

父は元日の朝、お風呂を湧かして朝酒を飲んだだけだ

きっと父は 小原庄助さんに憧れていたに違いない

さて これを読んでいる人で 

オハラショウスケさんを知っている人が

どの程度居るのだろうか?

話がそれた

実家では

元日に女は包丁を使ってはいけないとの習わしで

祖父がお料理をしていたのだが

父の代になってからは 風呂を沸かして酒を飲んでいるばかりなので

他の家族は腹が減る

だから

だから女たちは前の日、大晦日がメチャメチャ忙しいのだ

おせちを作り 年越し蕎麦を作り 次の日のお雑煮の準備もする

その風習が 

今の家に嫁に来ても 私の中から抜けていかなかった

この家のおかあさんは早くに亡くなり

台所は私の天下だった

もっと自由に新しいやり方でやればよいものを

あの頃はまだ世間のみんながそうであったように

私もまた 何でも手作りをする真面目な主婦だった

今ほど既製品もなく おせちを買うなんていう時代ではなかった

それがだんだん手抜きを覚えて 

近年は半分くらいを買って重箱に詰めていた

それが今年は ばばちゃんに食べて欲しくて

いろいろたくさん手作りしたにもかかわらず

年末年始をとてもゆったり過ごすことができた

これはばばちゃんがいてくれている 

という安心感のおかげかと思う

元気なうちは毎年来てもらおう

そして昨日老人ホームに入居した母のことも

そこでの暮らしが落ち着いたら 

たまにはうちに連れてこよう

 

今年も忙しくなりそうな予感の中

ワクワクする日常がかえってきた

友人からの楽しいお誘いもあった

2月の旅の行程表も送られてきた

日常をワクワク生きよう♪

一日は短い 一生なんてあっと言う間だ

笑って毎日を暮らそう

 

タイトルに深い意味はございません あしからず