田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

保存食作り 旭川新聞 並木道 平成26年9月15日

農業をしていて嬉しいことの一つは、いつも新鮮な野菜が食べられること、
そしてそれが安心な育ちであること。
困るのは、その野菜が一度に沢山穫れるので食べきれないことだ。 

せっせと街に住む友達へ持って行くが、貰う方もあちこちから同じものが届いて食べきれないという話を聞いてから、それも自粛している。
昔から塩漬けで保存する方法はよくやっているが、
最近では塩分を気にして漬け物を好まなくなlった。

私は大きな冷凍庫を備えて、片っ端から放り込む。
トマトはへたをくりぬいて冷凍して農閑期になったらトマトソースを作る。
キュウリは薄く切って軽く塩でもんで水分を絞ってから冷凍する。
冬の高価なキュウリは買わなくなった。
トウキビは今まで茹でてから実をほぐして冷凍していたが、生のものをすりおろすと良いと今年聞いた。
聞いたときにはすでに野生動物と先を争って収穫した後だったので、
これは忘れないようにして来年のお楽しみ。

昨年はたくさん出た椎茸をうまく干せなくて半分以上捨てて勿体ないことをした。
すると今年夫が乾燥機を買ってくれた。
ますます保存食づくりに熱が入る。
椎茸はもちろんのこと野菜も乾燥してみよう。
茄子、大根、トマト、長ネギ、ごぼう
ああ、今度は保存食が食べきれない。