田舎に生きるふつうのおばさん2

北海道の田舎で農業を営むおばさんです

親の家を片付ける

入院中の母が帰る場所はもう 自宅ではなく 有料老人ホームと決めた

1月に退院が決まった

雪のあるあいだしか私は行けないので 

ぼちぼちと一人で実家の片付けをしている

勝手になんでも捨てるわけにはいかないので

明らかにゴミ と思われる物を片付けるのだが

その量が半端なく多い

幸いゴミ処分場の近くなので

トラックで直接運ぶ

捨てるのは賞味期限の切れた食材

今は何年か? 2002年とか2003年のものがたくさんある

2010年代のものが出てくると これは新しいではないか!と錯覚に陥る

2017年の日付のついた缶詰はイケるか?大丈夫なんじゃないか?迷う

2018年の期限の醤油はどうする?未開封なら大丈夫か?どうする?

勇気の問題だな 敢えてチャレンジするのか あっさり引き下がるのか

未使用の紙コップ砥皿ががあっちの袋にもこっちの袋にも入っている

これは使えるんじゃないか?持って帰ろか?いいよね 食品ではないし

いやいややっぱりダメだと思う 

古い家だから ネズミがどこからか入り込んで悪さをした形跡がある

やめようやめよう 潔く捨てることにする

暮らしを見るとその人が大切にしている物がわかるなあ

母は どの部屋にもたくさんの袋に豆を保存していた

袋といっても大きな 米を入れる袋だ

一袋に5kgから10kgくらい豆が入っていて

金時、大豆、黒大豆、虎豆、花豆、パンダ豆、貝豆、小豆もあった

もう何十年分の豆だろうか

戦中戦後、ひもじい思いをした世代は やはり食べる物が一番大事だ

しかしな~それも限度があるよ

一人で呆れたり怒ったりしながら

もう少し実家の片付けに通う予定です